静的ファイルの処理

webmanは静的ファイルのアクセスをサポートしており、静的ファイルはすべてpublicディレクトリに配置されています。例えば、http://127.0.0.8787/upload/avatar.pngにアクセスすると実際には{プロジェクトディレクトリ}/public/upload/avatar.pngにアクセスしています。

注意
webman 1.4からアプリケーションプラグインをサポートしており、/app/xx/ファイル名で始まる静的ファイルアクセスは実際にはアプリケーションプラグインのpublicディレクトリにアクセスしています。つまり、webman >=1.4.0では{プロジェクトディレクトリ}/public/app/以下のディレクトリにはアクセスできません。
詳細についてはアプリケーションプラグインを参照してください。

静的ファイルサポートの無効化

静的ファイルのサポートが不要な場合は、config/static.phpを開いてenableオプションをfalseに変更してください。無効化すると、すべての静的ファイルのアクセスは404を返します。

静的ファイルディレクトリの変更

webmanでは、デフォルトでpublicディレクトリが静的ファイルディレクトリとして使用されます。変更が必要な場合は、support/helpers.phppublic_path()ヘルパー関数を変更してください。

静的ファイルミドルウェア

webmanには、静的ファイルミドルウェアが付属しており、場所はapp/middleware/StaticFile.phpです。
静的ファイルに対して特定の処理を行いたい場合、例えば静的ファイルにクロスドメインのヘッダーを追加したり、ドット(.)で始まるファイルへのアクセスを禁止したりする場合、このミドルウェアを使用できます。

app/middleware/StaticFile.phpの内容は以下のようになります:

<?php
namespace support\middleware;

use Webman\MiddlewareInterface;
use Webman\Http\Response;
use Webman\Http\Request;

class StaticFile implements MiddlewareInterface
{
    public function process(Request $request, callable $next) : Response
    {
        // ドットで始まる隠しファイルのアクセスを禁止
        if (strpos($request->path(), '/.') !== false) {
            return response('<h1>403 forbidden</h1>', 403);
        }
        /** @var Response $response */
        $response = $next($request);
        // クロスドメインのヘッダーを追加
        /*$response->withHeaders([
            'Access-Control-Allow-Origin'      => '*',
            'Access-Control-Allow-Credentials' => 'true',
        ]);*/
        return $response;
    }
}

このミドルウェアが必要な場合は、config/static.phpmiddlewareオプションで有効にしてください。